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北九州市上陸記録~初上陸(コロナ禍)編~

本コラムは、都内のシステム開発関連企業に所属する私が、出張でコロナ禍の北九州市に上陸した話です。
DX推進に絡む官公庁案件のお仕事でお邪魔したのですが、初上陸の北九州で多くの発見があったので、それを記録していくものになります。

まず、北九州に行く前にリサーチをかけたところ、検索で多く出てくるのは「治安が悪い」もしくは「治安が悪かった」という情報・・・。それこそ出身の方ほど「治安悪かったよね~」「今はだいぶマシになったよね~」という治安話から始まるのが、北九州市の話題。
「大丈夫か?」という不安も抱えつつ、とはいえお仕事で相対している人は至極まっとうな方達なので、ひとまず向かうか、ということになったわけです。

北九州空港が、実は便利?

北九州市、特に今回の訪問地であり、北九州市の中で一番栄えているであろう街、小倉に行くには、いくつかの行き方があります。

まずは、福岡空港を利用する方法です。羽田空港から福岡空港までの便は多く飛んでおり、多くの航空会社で取り扱いがあり、飛行機に乗ってからは2時間弱で到着。福岡空港から小倉駅までは電車で30分くらいと、意外と近いです。それもあってか、福岡空港から小倉に来る方が多いようです。

次に、新幹線での上陸方法です。これはあまりお勧めしません・・・。最速の「のぞみ」でも、東京から5時間弱新幹線に乗ることになります。飛行機が体質的にダメ、もしくは、移動中も仕事したいんだ!という人以外は、まずもって飛行機でしょう。

そして最後は、今回私が利用した、北九州空港を利用する方法です。福岡空港を利用する時とは違い、取り扱いの航空会社や便数は少ないです。北九州空港までは、羽田空港離陸から1.5時間ほどと福岡空港を利用するよりも少し短いですが、北九州空港の弱点は、空港の場所・・・。離れ小島のようなところにあり、電車は通っておらず、公共交通機関では、バスを利用する選択肢のみ。バスで小倉駅までは50分ほどと、「福岡空港より遠いやん!」といった印象。

と、ここまではネットで調べてわかる内容なのですが、実際に行ってみると、実は北九州空港が便利なのです!
今回利用したスターフライヤーは、羽田では比較的混み合わない第一ターミナル側で、搭乗までスムーズに・・・!
そして北九州空港についた後は、比較的小さい空港なので、降りてから荷物受取りまでがすぐ。他の便も少ないので、混雑せずに荷物を受け取れ、到着ゲートを出たら、空港出口までは徒歩20秒ほどで、空港出口からバス乗り場まで10秒ほど。そのバスに乗れば50分弱で小倉駅に到着です!

私は福岡(博多・天神)にも言った経験があるのですが、福岡空港を利用する場合、(羽田ほどではないですが)空港が相応の規模あるので、着陸から実際に降りるまでの時間、降りてから荷物受取り場までの距離、自分の荷物が出てくるまでの時間、そして駅までがなかなか時間がかかるのです。
加えて、慣れてない人からすると、どの電車に乗れば良いかの確認が必要だったり・・・意外とネットでは見えない時間がかかるわけです。

そう!実は北九州久光は便利だということが、実際に行ってわかりました!

(空港-小倉間のバスからの風景は、田舎感を感じました・・・→)

関門海峡に面する観光地「門司港」

小倉に到着してから、打ち合わせまで1時間半ほど時間があったので、ランチついでにと、門司港に行ってきました!

門司港の駅から見える関門海峡は、なかなかの絶景で、海の香りもする地域でした!

場所柄魚が美味しいとのことで、お寿司屋さんなどのお魚を使った食事処が多くありました!


そんな門司港の一番の観光名所と紹介されて行ったのが「門司港レトロ」という場所です。
ネットで調べると、海と面したとてもきれいな場所で、観光客も多い栄えたイメージでした!が・・・行ってみると、人っ子一人いねぇでねぇか!!

こ、これは、コロナの影響ということなんでしょう・・・たぶん。

お寿司とフグ料理はおいしくいただきました!

先進:下町=3:7の街「小倉」

今回の出張では、日中ほとんどの時間が会議等で予定が詰まっていて、街中を多くみられたわけではありませんが、そんな中少しでも見れた街の印象と、地元の方々から聞いた話をお伝えできればと思います。

誰が読んだか「修羅の国」とも呼ばれる北九州市小倉ですが、実際のところは「住みたい田舎ベストランキング 総合部門・シニア世代部門1位」や「子育てしやすい街1位」にも選ばれる等、最近では住みやすい街のトップランカーの仲間入りをしています。

実際に街中を見渡して、大きく2つのことを感じました。
一つは、小倉駅周辺に買い物環境が固まっているので、そこで買い物がすべて済ませられる等、そこで生活するにはもってこいの環境が整っているということ。そしてもう一つは、下町感のある商店街とオシャレなカフェや施設の混在からか、老若男女幅広い方々が街を行きかっているということです。
小倉駅内部にある小倉駅内部にあるアミュプラザ小倉や小倉井筒屋、そしてリバーウォーク北九州などでショッピングを済ませ、近くの商店街で食料品の買い出しや、ランチなんかも済ませられます。少し足をのばせば、「北九州の台所」とも言われる旦過市場(たんがいちば)という市場もあり、便利な街という印象を覚えました。

また、北九州市という地方自治体は、自ら地元のDX推進に力を入れており、システム開発系のIT企業を中心に「おためしサテライトオフィス誘致促進事業」という、自治体の予算を活用して市外の企業を招き、企業を誘致するような施策も行っている他、小倉駅すぐのところにATOMica(アトミカ)という、会議室等も整ったコワーキングスペースがあり、ITに関する「職」の充実にも取り組んでいます。
「デジタル市役所」という施策にも大きな予算を割き、ネット上でできる役所手続きの充実や、各区役所のシステムを統一するような取り組みもされています。

住むには充実、そして街のDX化も進む、下町と先進の両面を持つ印象を強く覚えました。

市役所と小倉城

そんなこんなで色々お仕事をしている中で訪れた「北九州市役所」。それがスゴイのなんのって、この市役所、小倉城を囲む公園の中にあるのです!

小倉駅から向かうと、小倉城を真正面にして「鴎外橋」という橋を渡り、渡った先にはきれいな公園があります。春には桜も咲くということですが、今回は訪問が5月だったので少し遅かったですね・・・。
写真は、鴎外橋を渡る手前から撮影した市役所です。きれいです・・・。

そして、珍しいことに、市が持つ公園内にコメダ珈琲がありました。川に面して、きれいな景色を見ながらコーヒーを飲むなんてのも良いですね。

ちなみに、今回は時間が無くいけませんでしたが、市役所の最上階には展望室があり、北九州市の歴史に関連するものが飾られている他、市内を一望できるそうです。

また、向かいにも緑が広がる広場があり、市役所周辺は、歴史と自然を感じる作りになっていました。

結局、治安は?

いろいろと見たものを書いてきましたが、結局冒頭に記載した「治安」ってどうなの?という話ですが、結論は、全く治安の問題は感じませんでした。

今回の出張では一泊で、日中は仕事の移動だけでしたが、夜は少しホテルを出て歩いてみました。というのも、コロナの影響で食事を早々と済ませてホテルに戻ったため、夜にお腹が空いてしまい、何かないかと散策してみたのです。結果的には、コンビニとケンタッキーくらいしか開いてませんでしたが、それも治安の良さだと思います。
駅周辺~徒歩10分圏内の飲食店は確り緊急事態宣言の言いつけを守り夜は閉め、街中の人も少なくなっていました。
治安が悪い地域でよくみられる、壁面やシャッターへの落書き等も見当たらず、きれいな街並みで、全くもって治安の悪さは感じませんでした。

そして、市主催で取り組むDX推進や企業誘致、IT化を進める先進的な取り組みがあちらこちらで見え、とても良い街でした。
また仕事の機会に行き、新しい発見があれば、記録を残していきたいと思います。

 

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